これから認定歯科衛生士になりたいあなたへ
憧れを持ちすぎて、自分の可能性を潰してしまう人はたくさんいます。自分の持っている能力を活かすことが出来れば、可能性は広がると思います。
イチローさん (日本のプロ野球選手、日本及び米国で活躍)
認定歯科衛生士って、どうやってなるんですか?認定歯科衛生士になって良かったことは何ですか?という質問を受けることがあります。この記事は、自分の経験上 認定歯科衛生士になりたい方に「あなたは、認定を取得してどのようにして還元していきたいですか」をお伝えしています。これから認定歯科衛生士になり、さらに輝きたい方の参考になれば嬉しいです。
認定歯科衛生士とは
認定歯科衛生士とは、近年歯科医院の専門化に伴い、特定の専門分野において水準の高い歯科衛生業務を行うだけでなく、技術指導なども行う高度な知識と技術を身につけた歯科衛生士のことをいいます。
最新の知識や技術を持った歯科医師のもと、認定歯科衛生士になりチーム医療の質を上げることができます。とりたい認定資格が決まっているかたは、専門医がいる歯科医院に勤めることをお勧めします。
挑戦した経緯
私が取得した認定資格は、臨床経験5年以上という条件がありました。ちょうど6年目くらいの時は、先生から怒られることも減り、新人でもなければベテランでもない。同級生は結婚したり出産したりと変化がでてくる時期です。おこがましくも、仕事も出来ていると勘違いする頃でした。なにか刺激が欲しい。持っていれば周りからすごいねって言われるかもしれない。それくらいの気持ちで認定資格に挑みました。
なってよかったこと
症例を5人分作り書類審査に合格すると、そのうちの一症例を東京でプレゼンテーションしました。症例の作り方もプレゼンの仕方も学ぶ必要がありましたし、試験という社会人になって忘れていた緊張感を得ることができました。症例を纏めるにあたり、患者さんのことがよく理解できていなかったり、治療経過を改めて確認したりと患者さんとの関わり方に足りないところがあったことに気付くことができました。そして、合格が分かったときは、達成感と挑戦することの楽しさを得ることができました。自己研鑽したことが形となり認められることは自信になりました。
「認定歯科衛生士さんに担当してほしい。」と調べて来院される患者さんがいらっしゃいます。認定をもっていることは、患者さんへの道しるべになるだけでなく、安心感や治療への積極性に繋がります。求められる存在になると期待に応えるために常に勉強をするようになりました。また、なんにでも挑戦する勇気をもてる自分になりました。
認定歯科衛生士を目指すときに気を付けて欲しいこと
歯科医院の採用面接に立ち会うことがあります。将来の目標を尋ねた時に「認定歯科衛生士になりたい。」と答える方がいます。目標を認定資格を取ることに定めてしまうと、最短距離でそこにたどり着こうと努力します。一見、目標高く見えますが本当にそうでしょうか。学校を卒業して国家資格に受かり歯科衛生士になることが出来ます。教科書で習ったことは知識であり、技術職である私たちの仕事は臨床の場で実際に患者さんと接し腕を磨いていきます。どうすれば患者さんに痛い思いをさせずに、取り残しなく歯石がとれるか。不器用な患者さんになんといえば、上手に歯磨きができるように導けるか。日々、技術と知識の鍛錬です。そのご褒美として「ありがとう。すごく丁寧にしてくれて気持ち良かった。歯医者にきてこんなに安心できたのは初めて。あなたに会えてよかった」という言葉を頂けます。認定資格の取得が仕事の目標と定めてしまうと、そこにたどり着くまでの大切な学びを見落してしまう可能性があります。1年目には1年目の、2年目には2年目の学びがあります。その中でさらに努力して専門的な知識や技術を勉強し、ぜひ認定資格を取得してくださいね。
イチローさんの名言を載せさせて頂いた理由
憧れを持ちすぎて、自分の可能性を潰してしまう人はたくさんいます。自分の持っている能力を活かすことが出来れば、可能性は広がると思います。
「認定資格を取る目標」は素晴らしいことですが、そこまで順調に進まなかったときに、自分には無理だと思ってあきらめないでください。なにが足りないか考えて 動いてみて 壁にぶつかっても進んでください。その時に知恵がでて、あなたは成長できて磨かれます。この過程を大事にしてほしいのです。イチローさんが伝えたかったこともそういうことではないかと思い載せさせていただきました。 あなたは、あなたのまま輝くことができる。その先に認定資格という目標があるよう願います。


